休日出勤&仕事中ながら、通勤途中で浮かんだアイディアを忘れないようにメモ。1年近く前にWallet ShareというEntryを書いたが、「時間」はどうだろうか。限られた時間をいかに有効に使うかは、忙しい現代日本人にとって非常に重要性の高い問題だ(忙しく過ごすためでなく、余暇時間を確保するため、またその限られた余暇時間をいかに有効に使うか)。
このように“有限である”という前提で考えられがちな「時間」だが、最近ヒットしているElectric Device/Serviceの共通点として、他のDeviceやActivityからそっくり時間を奪うのではなく、うまく“ながら”(昔“ながら族”とか“ながら視聴”という言葉がありましたが)利用を可能にしているのではないか、と思った。iMode/携帯メールやiPodは移動中利用が主であるし、HDDレコーダーも留守中に見たい番組を録画してくれる。IMもオンライン(他のActivity)が前提だし、Blogもかつての「個人HP」「日記サイト」のように更新そのものを目的としてわざわざPCを立ち上げるというよりも、とりあえずPostし、その後行われるInteractiveなやりとりまで含めてBlog Activityといえるし、そういう意味では“ながら”なものだ。
なぜ今さらこんなことをメモするかというと、これから新しいElectric Device/Serviceを成功させようとするならば、このあたりを意識的に遡及すると有効なのではないかと思うからだ。ユーザーから「時間」を既存のActivityから奪おうとするからうまくいかない、しかし既存のActivityと同時に実行可能な提案ができれば受け入れられやすいのではないだろうか。そう簡単にはいかないと反論されてしまうとそこまでですけどね、あくまで概念的なアイディアとして。
商品開発、新規サービス立ち上げのプロジェクトに関わっている人たちが、時うまくいくかのチェックリストに入れると良いんじゃないかな。面白いと思います!
Posted by: Fujiko Suda | August 11, 2004 at 01:27 PM
コメントありがとうございます! 相変わらず殴り書きレベルのEntryでお恥ずかしい限りですが。。。ユーザー層の想定ライフスタイルに対して、どの時間を当てはめるか、というモデルを描けるかどうか、は結構重要なポイントではないかと考えてます。
Posted by: kush | August 13, 2004 at 06:44 PM