最近会社の社内体質がどんどん保守化してることもあって、 「やる前に勝てる勝負かどうか損得勘定してしまう」という 外資系の悪いクセがつきつつあるような気がする。
この「失敗しない」っていうのは、今所属する会社で 出世することが目的の場合、非常に重要。 だけど、そればっかりだと確実に人間が小さいままになってしまう。 わたしの場合、目的は「死ぬまでにどれだけおもしろいことができるか」 で、仕事もその一部に過ぎない。なんで会社員やってるかって、 端的に言うと失敗したときに自分で全部かぶらなくていいから。 そのために実際に自分が生産している価値から考えると はるかに低いサラリーで我慢してるわけだ (ここ、文句じゃないですよ。生産価値にも質量保存の法則が働くと 思ってるから、会社としての利益やコストセンターのコストを考えると、 直接の生産価値より低くて当たり前で、会社というプラットフォームを 利用する以上、仕方がない)。 差額は毎月の保険料。 だから本当は、失敗するかもしれないことにもどんどんチャレンジ しなくては、わざわざ今の会社で会社員やってる意味がないのだ。 それを忘れて保守化しては、差額分損をするだけになってしまう。
時々「なんで独立しないの?(なんで独立しても十分やってけそうなのに、 会社に上前はねられるサラリーマンなんかやってるの?) or 独立すればいいのに」と言われるんですが、 自分でもいろいろ考えて今の立ち位置にいるんです(のはずなんです)。 自分でもうっかりすると忘れちゃって流されちゃったりするので、 ちょっと考えをまとめてみました。
結論: なんで会社員なんかやってるか? リスクを回避しつつ遊び場を確保するためであるw
# TypePadがしんでる間にmixi日記に書いたら、そっちですごくいいコメントをいただいてて、見せられないのが残念。自分のコメントだけ、以下に抜粋。
- 今回のEntryのキモは自分的には、自分の意思で今の立ち位置に いるのだと再確認することですが、裏を返せば「本当にそうか? 本当はただ流されているだけではないのか?」という自問でもあります。
- わたしもこの先10年同じ会社にいるかというと、それはいろんな意味で リスクが大き過ぎてできないというのが正直なところです。
- わたしの場合、独立するとしたら、微妙に職業をチューンナップしないと。 資格職じゃないので「自称○○」になりかねないw そういう人間にはあまりなりたくない
- ただし、それ(リスクを取れないカルチャー)はあくまでカルチャーであって、出世が目的でないわたしは それで機嫌が悪くなる人の顔色を伺う必要などないのだ!ということと、 うまくやれば突破できないこともないのでどんどんやらねばということを、 居るなら居るで、自分なりに再確認する必要があったということです。
- 自分で期限切っとかないとどんどん染まっちゃうなあ、という危機感あり。 環境って怖いね。月1回は目的と手段とプライオリティについて 考え直すとかすることにしようかな。
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