Why MBAシリーズも書きかけなのですが、ここにきて悩ましい選択をせまられているので、そちらの話題を先に書くことにします(Why MBAシリーズは全部書いたとこで、見やすいように索引つくります)。。
2007年夏現在、Euroが高いうえに、欧州全域で物価・住居コストが上がっているのは、みなさん耳にされているかと思います(Londonの家賃とか地下鉄初乗り運賃とか、有名ですよね)。が、さらにさらに、パリやロンドンの中心部ほどじゃないにしても、オランダというのは元々人口が密集していて住宅難なうえに、ここ数年で家賃が高騰しているので、欧州のほとんどのところより家賃が高いんですね。
というわけで、都市部のお家賃は20㎡で500ユーロ=8万-8万5千円(160-170円/1ユーロ換算)前後と、東京のいいとこに住むのとだいたい同じくらい。500ユーロでも昨年あたりまでの140円換算だったら7万円なんですけどね(泣) 日本人留学生のblogなんかでも、みなさんそのくらいみたいです。
で、わたしの場合、学校が陸の孤島状態なのでほとんどの学生が寮に入る、と聞いていたので、まあそれは了解してたんですが、合格後にアドミからきたメールに「今年の家賃がまだ確定していないから、確定したらすぐ申込書送るわー」と書いてあって、嫌な予感してたんですよね。学校のサイトには305ユーロから、と書いてあったので、「うーん、350か400ぐらいまで上がるかな」と思っていたら、送られてきた用紙を見てびっくり。
- 25㎡で500ユーロ:8万-8万5千円(160-170円/1ユーロ換算)
- 30㎡で526ユーロ:8万4千-8万9千円(160-170円/1ユーロ換算)
の選択肢しかなかった。。。寮だからこそ、ちょっとは安くあがるかと思ってたのに(イメージとしては5万円ぐらい)、本当に東京と大して変わりませんがなー!(追記: ただし寮だけにこの値段は水道ガス電気代込み。かつ学校敷地内なのでネット接続も込みです) Type BとType Cとあったので、もしかしたら男性にはもう少し安い部屋があるのかも。一瞬、学外で部屋探そうかと思ったんですが、そもそも単身者用の部屋を探すのが本当に大変そうなので、それは却下、上の2つで迷う。どっちにしろ高くて、差額が微妙なので。。今、住んでる部屋が30㎡程度、その前に住んでた部屋が25㎡程度なので、イメージはしやすい。そう、5㎡の差は結構大きい。
というわけで、30㎡で526ユーロの部屋に申し込んだ、のですが、今日になって、ルームシェアも可という連絡が!やっぱり「高い」とクレームがあったんだろうか。しかし、シェアする部屋は同じ30㎡、で291ユーロ。当初想定の5万円におさまるのは魅力的だけど、この広さ(バスルーム、キチネット込み)ということは、寝室は個室とかじゃなくて本当に同じ部屋で寝起きだよなあ。30㎡の中で収納も共同って、かなりタイトなような気が。。自分が今19歳だったらそっちにいってるけど、今はそれなりの生活をしてきてしまったいい歳なので、貧乏学生とはいえ、やはりプライバシーも欲しいよ。。どうしよう。。。
参考:暗雲がオランダ借家人の頭上を覆っている・IUT機関誌 2005.8月
オランダの借家人は近い将来の非常な脅威に直面している。政府の自由市場政策で家賃補助の予算 が削減される。 家賃は2006年まで非常な値上がりをする。
全賃貸住宅ストックの2割が法的保護を廃止され深刻な影 響を生じる計画がある。その結果良質な住宅の入手は、アムステルダム、ユトレヒトなどの大都市でも 難しく、多くのオランダ人世帯に大きな負担となっている。借家人らの社会的隔離、排除がその結果生 じている。若者、高齢者そして家を持たない人々には大問題で今後4,5年間で多数の借家人らが大 幅に家賃を値上げされ、支払えずに立ち退かされるだろう。全ては2年前の右翼政権登場で始まった。 政府はEUの国家予算不足制限の規定に合わせるため大規模な予算削減を発表した。住宅予算の削 減は、それが国家予算の2%に過ぎないのに全予算削減額の13%に達している。デッカー住宅相は 家賃政策と同様に市場向けの政策を全住宅分野に導入する新政策を考え、賃貸住宅の自由化を実 施したいと望んでいる。その新政策の最重要要素は、値上げには法律上の最大限度割合があるが、 それが今後4年間毎年引き上げられることである。またはるかに重大な脅威は、全賃借ストックの2割 が2010年には法的家賃保護を完全に廃され、それまでの4年間通常の制度よりも高い、値上げ上限 額を暫定的に適用されることである。 手頃な家賃の住宅への需要は供給の何倍も多い。賃貸住宅への待機時間はアムステルダムやユトレ ヒトで3ー12年である。(抜粋要約)
追記:
間取り図がきたので、こっそり載せてみる。案の定、シェアする部屋も同じつくりらしい。というわけで、シェアの可能性は消えた。どっちの部屋も入ってすぐベッドか。キャノピーか布間仕切り欲しいな。しかし、このバスルームの形って、やっぱりバスタブなしのシャワースペースのみなんだろうか。うう、お風呂つかりたい。。。
4月頃にパリの学生が部屋探しに苦労してる番組を見たことがあります。
東京並みの家賃、びっくりしたー。
寮生活なのに厳しい・・
Posted by: けーき | August 09, 2007 at 06:48 PM
何を得に行っているのか、というのが考えるスタートライン?
Posted by: SW | August 09, 2007 at 07:41 PM
* けーきさん
いやー、ほんと、東京の物価が世界一高いなんて、完全に過去の話なんだと実感しました。ヨーロッパの主要都市は結構似たりよったりの水準みたいです。
* SW
あなた今世界中の貧乏学生を敵にまわしましたね。
Posted by: kush | August 10, 2007 at 05:20 AM
ええ~、そうなの?
いや、
1)個人としての学習時間の確保に投資価値があるか&投資余力があるか
と、
2)現地コミュニケーションの機会を重視する&その機会の一環として捉えるか
という話じゃないの?
Posted by: SW | August 12, 2007 at 03:40 PM
>現地コミュニケーションの機会を重視する&その機会の一環として捉えるか
これはそうなればラッキーだけど、そもそも寮だし少人数クラスだし、シェアしなくても得られるので、あえてリスクをおかさなくても。
>個人としての学習時間の確保に投資価値があるか&投資余力があるか
みんなここで妥協してると思う。でなければ、シェアなんかするかよー!というわけで、この辺の物言い↑が敵に回している。
Posted by: kush | August 15, 2007 at 04:53 PM
そうか。そこか。でもさ~、結構そこそこ予算確保して行ってる人の話も聞くのよね、多くはないんだろうけど。
で。それは前置きとして。だからこそ先日の話をやりたいんですよ。私は。
Posted by: SW | August 17, 2007 at 10:44 AM
わたしもレートが140円だったらお釣りがくるんだけどな(笑)
Posted by: kush | August 17, 2007 at 01:59 PM