kush's blog

5周年

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  Originally uploaded by kush**

相変わらず書けていないので気が引けるのですが、一応、5周年です＜本blog。特にこの1年は密度が濃かったので、あっという間のような気もするし、ひとつひとつの記憶を振り返るとすごく遠い昔のような気もするし、ちょっとヘンな感じですね。

しかし、過去のEntryを改めてみてみると、青くさかったり、熱かったり、空回ってたり、まあ、総じて若いなああ、と思います。前職で現役であったときはある程度ものの見方が固まっていて、退任と同時に一気に視点が変わっていった、というのもあるんでしょうね。たかだか2年前のものでも、若い。。。

1年前はオランダ出発直前（そしてまだ松葉杖だった。。）でしたが、今現在、あと1週間でMBAがほぼ（卒論プロジェクトを残して）終了です。早いなあ。8月にMSｃの新入生がやってきてキャンパスが急ににぎやかになりました。10月には新MBAもやってきます。フレッシュです。世代交代の季節なんですね。。しんみり。あと1週間でいろいろ片がつくので、今度こそ、新入生に役立つ情報（学校・生活）や過去の旅行記などもUpしていきたいと思います。細く長く続けている本blogですが、今後ともよろしくお願いします。

終わりがみえてきた

3月はEntryなし、4月5月は2本ずつ、といった更新度合いですが、生きてます。現在Block 4の試験期間中。今期はClass Repsの交渉のかいあって1日置きなので、ちょっと余裕があります。昨日European Business Lawの試験、明日Supply Chain Management、金曜にBusiness Ethicsで、Block終了。・・・過去の試験もこうだったら、もっといい点が取れたのに！

このBlock 4が終わると、
　　* 次のBlockは選択科目で5日間の集中講義 x 3
　　* その次は提携しているUSのKelloggでの授業（Part Time MBAの学生と合同）
　　* 帰ってきてからはEntrepreneurshipや卒論のプロジェクトもの
なので、実はこのキャンパスで皆で席を並べて毎日授業を受ける、というのは、このBlockで実質お終いなんですよね。卒業式は12月だけど、そろそろ皆卒論プロジェクトを行う企業探しや就職活動に入っていることもあって、急に終わりがみえてきた感があります。数えてみれば、昨年10月のコース開始から既に8ヶ月。早かった・・・！正に“Time fries!”です。

実は4月にミラノに行ったりとか（木曜夜発、日曜夜帰着の強行スケジュール。欧州域内在住の醍醐味！）、前にも書いたけど3月にもshu*ちゃんが遊びに来て一緒に出掛けたりとかしてたし、授業の感想もあまり書いてないし、そろそろいい季節になってきてキャンパス&街も綺麗だし、遡った分も含めて、もう少しblog書いていこうかなと思います。というわけで、下はとりあえずUPしたミラノの写真。

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怒涛の2007年を振り返る

あけましておめでとうございます
慣れないオランダ&MBA生活で、更新滞りがちなkush's blogですが、もう少しUp-to-dateにおもしろい話をお伝えしていけるよう努力しますので、本年もよろしくお願い申し上げます

さて。普通は年末に書くものだと思いますが、なにしろ10年勤めた会社を退職したり、骨折して1ヶ月半入院したり、オランダで生活を始めたりと、ここ数年の停滞感を取り戻すかのように動きの激しかった2007年。

このまま、さらっと流してしまうのはもったいないでしょう、ということで既に新年を迎えているのですが、さらっと振り返ってみたいと思います。とりあえず10月に渡蘭するとこまで。

先延ばしのススメ

膨大なタスクが積み上がっちゃった時って、どうしてますか？

TO DO LISTをざーっと書き出して、緊急度や重要度、内容の重い軽い、推定所要時間などで実行順位を決め、またそれにUpdateをかけていく、というのが王道でしょうか。わたしも前職にあった時は、これで乗り切っていたのですが、留学に向けてのハード・ソフト面双方の準備に関しては、滞ってしまって、なんだかぼーーーっとしてしまってました。仕事ならさくさくできるのに、こうなってしまっている理由を思いつくままに挙げてみると

• 仕事の時はそれで困る/助かる相手がいたけど、今回は自分だけの問題である→使命感に欠ける
• 仕事の時は経験から順位付けが容易だけど、今回は経験のないことだらけ
• そもそも事務手続き的なことがとっても苦手である

まあ、要は仕事しかできない女なのかもしれません（イタイ。。）。で、最近ようやく重い腰を上げて、すこーしずつやりだしてはいるんですが、その時に役立った整理法は、ずばり先延ばし。「いついつまでにやらなきゃ」と積み上げるのではなく、「これは来週でも大丈夫」「2週間先でも大丈夫」と、まずはタスクを取り除いていってリストをすっきりさせたら、少しずつやれるようになってきました。優先順位法と似てるのですが、アプローチが逆。

Life hacksというよりは気の持ちようみたいな話ではありますが、やってみると実際違うし、スマートなやり方にこだわるよりも動けるようになることが肝心でしょ。唯一絶対の方法なんかない、ということを知り、柔軟性を持つ、ということなのかもしれません。よく読んでるblogでは、こんな考え方も紹介されていました。それぞれ納得。

TO DO LISTは優先順位をつけないのがコツ [マリコ駆ける！]
水になりたい [チェリオメアリー]

bloggerとMBA

以前、このblogで話題として触れさせていただいたり、囲む会でお会いさせていただいた、Life is beautifulの中島さんが9月からUniversity of WashingtonのExecutive MBAに行かれるとのこと。

９月からUWのMBAプログラムに参加します [Life is beautiful]

10月から欧州のMBAに行く身としては非常に興味があるので、どんなプログラムかなーと思ってサイトを見たりしてみたんですが、かなりリーダーシップとトップマネジメントに重点を置いてるんですね。

UWのExecutive MBAのカリキュラム

うーん、良さそう。カリキュラムもですが、忙しいなか本で自主学習したりするのではなく、わざわざ時間を合わせてMBAプログラムに参加する意義というのは、やはり他の参加者と影響を与え合うことにあると思います。日本だと一般に「参加する＝出席する」となってしまうことが多くて、なかなか「参加する＝貢献する」にならなかったりしますが、この「参加する＝Participate」というのは、いろんなことにおいて本当はとても大事。そういう意味では中島さんが学ぶ内容もですが、それ以上に中島さんの経験や信念から、クラスメートが学べることっていうのも、とても大きいはず。

MBAに行くことになってblogを書き始める人は多いけど、元々bloggerでMBAに行く人の書くblogは、単なるMBA生活レポートだけじゃなくて視点が違っていておもしろいんですよね（例: お仕事日誌＆一日一麺）。なぜMBAを取得しようと思ったかなどについても今後書かれる予定なようですが、クラスでのディスカッションを通じて考えたことなども、書いていってくれると嬉しいなあ。

Why MBA? - 2) 実際にMBA受験にいたるまで

Why MBA? - 1) 最初にMBAを意識したきっかけで書いたように、わたしが最初にMBAを意識したのは4～5年前ですが、実際にMBA留学を決意するまでにはいくつかの段階を経ています。今回はその辺りの話を書いていきたいと思います。

まず最初に、MBA留学が自分にとって実現可能な選択肢となった際にすぐに行かなかった理由は、目の前に可能性が開けているキャリアがあったこと、一方でその時点での自分自身は非常に中途半端であったことです。これが2001-2年あたりですね。それまである程度経験を積んできていたとはいえ、それはあくまで裏方としてであり、客観的に見て外部に通用するキャリアではありませんでした。そこへ降ってわいたチャンス。自分の力不足に気づいたものの、その時点でチャンスを棒に振ってMBAに行っても修了後には第2新卒に逆戻りであり、それよりももう少し同じ場所でキャリア形成することが賢明だと判断しました。

Why MBA? - 1) 最初にMBAを意識したきっかけ

さて、骨折話にも飽きてきたので（なにしろわざわざ書かなくても、折れた足ぶら下げて毎日生きてるわけで）、全部書き終わってないけど、この辺で「なんでMBA行こうと思ったの？」ってことについて書いてみたいと思います。わたしは、いわゆるエリート街道を歩んできた人間ではないので、同じような境遇の人の参考になればいいなと思っています。

わたしが最初にMBAを意識しだしたのは、もう4～5年も前のことです（2003年の12月にこのblogにもちらっと書いてますね）。アシスタント採用からヒラのアナリストとして下積みを続けてきたわたしが、担当分野を受け持つまでになったのはいいのですが、いざ自分がひとつの産業を俯瞰する立場になってみると、圧倒的に知識が足りないことに改めて気づきました。マーケティングリサーチの会社だったので、マーケティングについてはその前から本を読んだりして基礎知識程度は押さえていましたし、業界知識についてはそれまでの仕事を通して学んできました。しかし、実際にアナリストとして活動を行ってみて、企業の業績をみるためのファイナンスやアカウンティングの知識や、戦略アドバイスを行うためストラテジーについてのより深い造詣が必要だと強く感じました。

時代の要請もあったと思います。担当した市場が非常に大きく電機大手企業の業績への影響度が高かったうえ、急成長フェーズから不況へと転じたタイミングであったため、市場を分析し、将来を予見するアナリストに対する要求レベルがどんどん高くなっていました。そもそも元の要求レベルにすら、やっと届くか届かないかだったのに（笑）

ただ、いきなり「MBA」とは思わなかったんですよ。立派な学歴ひっさげて大手企業に入るような方とは程遠いバックグラウンドなので、そもそもMBAなんて遠い世界のこと、ましてや自分が行くなんてまったく思ってませんでした。すごくシンプルに、現場で「ああ、ファイナンスの知識も必要だな、ストラテジーの本も読んだ方がいいかな」と感じていたわけです。

10年目の壁

死んでしまったら私のことなんか誰も話さないで出てた、一人前になるには5～8年かかるという話に関連して。5～8年というと、もしかしたら20代の若い人には意外なほど長く感じるかもしれない。ここでいう1人前とは、一応給料泥棒と言われないだけの仕事ができる（1年ぐらい？）とか、ある程度の仕事は任せられるようになってきた（3年ぐらい？）とかいうことではなく、周りの状況まで含めて見ることができて、その上での行動ができる、というレベルの話である。

それをみて、「個人的にも５～８年目って、一番脂ののってた時期だったような気がします。その後うかうかしているうちに停滞したまま１０年経っちゃいましたが。。」というコメントを入れさせていただいたのだが、Tomomiさんの言う通り、5～8年目というひとつの完成期の次には、10年目の壁が待っているのかもしれないなあ、と思った。

日経EW

3月創刊の日経EW。EWとは「Elegant & Executive Woman」の略らしい。創刊時のコピーは、「責任を、になう女性は、美しい」。日本初・女性リーダーのためのビジネス&ライフスタイル誌という位置付け。イメージとしては、銀行や保険会社、メーカーなどのマネージャー/部課長クラスの方々がインタビューに答えてますが、このぐらいのクラスから上（＋そこを目指す人）になるんだと思います。

この雑誌、昨年書店で創刊準備号（右側の画像。日経ウーマン11月号別冊、と書いてある）を見かけて購入して、かなりおもしろかったので創刊を楽しみにしていたのです。その時、印象に残ったのは、世界の女性CEOへのインタビュー（オグルヴィ&メイザーなど）や、ヘッドハンティングの実態についての記事。

破壊と創造

もう執着はなくした、と思ってたけど、費やした情熱と時間の分だけ、なかなか思い切れてないのかもしれない。手を離す、なんてなまやさしいものじゃなくて、ハンマーを振り上げて、積み上げたものを破壊するぐらいの勢いが必要なのかも。