NyenrodeではGroup Workに重点を置いている。要は「試験でいい点を取りさえすればよい」という思考・行動様式を学生に取らせないためで、ほとんどの科目で最終試験はTotal Gradeの40%、それ以外はGroup Workやその他の課題などでカバーされる。
これまでその方針は正しいと思っていたし、今も考え方としては正しいと思ってはいるんだけど、弊害も目につく。以下は数値スコアとGradeの換算表。
10.0-9.5 = A+ 8.4-8.0 = B+ 6.9-6.5 = C+
9.4-9.0 = A 7.9-7.5 = B 6.4-6.0 = C
8.9-8.5 =A- 7.4-7.0 = B- 5.9-5.5 = C- (以下略)
これまでの結果をみると、Group Workの点数は、だいたいどの科目でも6~9の間。まあ、6はよほどひどい場合、9はかなり完璧に近い場合なので、だいたい7か8ぐらいが普通。
そうすると、例え試験で9をとっても、Group Workの平均が7だった場合、9x0.4+7x0.6=7.8、つまりBしか取れないということなんです。もちろん、Group Workで結果を出すよう頑張る、という手はありますが、正直Group Memberにハズレがいたら、相当厳しい。これじゃオールAなんて夢のまた夢。就職のため、スコアを気にしてる人も結構いるんだけど、他の学校ってどうなってるんだろう。MBAを目指す人で、有名コンサルファームや投資銀行などへの就職を考えてる人は、志望校のGrading Systemもチェックした方がよさそうですね。わたしはあまりGrade気にしてないから、いいんですが。